DRM-DBとAPIを活用した道路関連サービスを提供

DRM-PFの概念

道路管理者のDXの実現を支援するため、DRM-DBとDRM-DBに関連付けられたコンテンツ(センシングデータなど)を、
インターネット経由で利用可能とする想定のシステム構想が「DRM-PF(DRM-DBのプラットフォーム化)」です。
DRM-DBと関連付けられたデータを情報サービスとして提供することで、道路に関連する情報を総合的に取り扱える環境の構築を支援するものです。

DRM-PFで取り扱うデータについて

■DRM-DBとの関連性について
DRM-PFは、DRM協会が整備しているDRM-DBと同期している
DRM-DBの「版の更新」に準じて同期している。なお、同期の時期は、DRM-DBの版の更新から1か月遅れとなる

■P-IDについて
従来、DRM-DB では、交差点の変更や、道路区間の分割などの影響により道路に付番しているID(リンク番号)が変わってしまい、地図のバージョンが上がった際に新旧の地図間で関連付けが出来なくなる課題があった
DRM 協会では時間変化を受けにくいID 体系として新しくパーマネントID を2022 年3 月に標準化した※ 1
DRM-PFでは、パーマネントID を採用し、2022 年3 月版を基準に新ID を付番しました。

※1( 日本デジタル道路地図協会:パーマネントID標準書、パーマネントID標準、2022.03.01)

■距離標について
DRM-PFでは、「国交省道路基準点」と、「DRM距離標」の2つの距離標データを公開している
前者は、国交省が当面直轄国道において設置しているものであり、これらのデータは「道路基準点案内システム ※2」より取得したものをそのまま用いている
後者は、DRM協会が独自に収集・整備したデータであり、現地の距離標位置をリンク上に投影したものである

※2 道路基準点案内システム(http://www.road-refpoint.jp/kijunten/)